「ペテン師博士」の異名をとる、ユニジン研究家。ユニジン論文を発表した途端、学会からは異端者扱いされることに。
12歳のクリスマス・イヴ、クリスマスツリーを飾っている時に、妹から赤い実を飾りたいと言われ、深夜に森へ入った折、ユニジンに初遭遇。
ヨシナガ教授によれば、ユニジンのような生物が現れたとすれば、周囲のものが時空の狭間に落ち込んで消滅してしまうとされ、常識的に古理博士の理論はありえないとされていた。
ユニジンを追いかけて世界中を旅していた。時空予測盤など、高度な理論に基づく発明も行うが、その成果は何となく運任せなところがあり、堅い理論にこだわらない風変わりな面を持つ。(演：犬塚弘)
第26話 クリスマスのエリーに登場。
チェックポイント！
犬塚氏が実にいい味わいで演じている古理博士。夢を見続けているが、どこか普通の学者とは違う、イイ意味での「いかがわしさ」が醸し出され、夢のあるエピソードに相応しいキャラクターになった。
太田愛氏のホンに多い「浮世離れしかかった人物」の系譜にあたるキャラクターと言えるが、それほど常人と乖離しているわけでもなく、ロマンに生きる人物としての側面をクローズアップすることで、特有のクサさを排除しているようだ。演者の力量もかなり大きい。