宇宙工作員 ケサム

 惑星を蝕む文明を滅ぼすべく、あらゆる惑星に降り立って高性能爆弾で文明を破壊するエージェント。宇宙船の類は用いず、座標設定だけで星間を瞬間移動する。

 文明破壊に用いる爆弾は、左腕のコントローラによって制御され、爆弾の発動までには、設置後にしばらくの時間を要する。また、戦闘行動を必要とする緊急時には、変身・巨大化し、戦闘モードとなる。

 ミズキの、異種族間でも理解しあえるという強い信念の前に、迷いの生じたケサムは、ウルトラマンマックスの前に敗れ、爆弾を自ら解除して息絶えた。(演:菊地謙三郎)

 第7話 星の破壊者に登場。

チェックポイント!

 演ずる菊地氏は、ウルトラではないが「仮面ライダー龍騎」の神崎士郎役として、特撮ファンに大きなインパクトを残した。神崎も影を纏った奥深いキャラクターとして描かれている。

 ケサム自身は、「○○星人」といった素性が一切明らかにされていない変り種。どこか高次の存在から指令を受けたエージェントという雰囲気は、ある意味ウルトラマンに近いものと言えよう。

 個人名称が登場する宇宙人としては、ウルトラセブンに登場したマゼラン星人・マヤが有名。ウルトラ初ということでは、ウルトラQに登場したルパーツ星人・ゼミが挙げられる。