磁力怪獣 アントラー

 4000年前にバラージと呼ばれる文明を破壊した悪魔のごとき怪獣。バラージの遺跡に遺された預言によれば、4000年後に再び現れ、自然を破壊する文明を襲うとされていた。

 4000年後である現代、預言どおりアントラーは復活。強力な顎で地中を掘り進み、巨大な地震を引き起こす。出現場所には巨大なアリジゴクが形成され、市街地の場合その一帯が砂に埋もれてしまう。

 頭部より強力な磁場を発生させ、あらゆる機械を作動不能に陥れる。また、その磁力は小型の銃を引き寄せるピンポイントなものから、巨大な鉄塔を引き寄せる強力なものまで自在にパワーを調節できる。

 バラージの民が遺した青い石を通して発せられる、特殊な波長の光弾が弱点。

 第11話 バラージの預言に登場。

チェックポイント!

 アントラーは、かつて初代ウルトラマン第7話「バラージの青い石」に登場。旧アントラーもバラージの怪獣であり、文字通りバラージの青い石で倒された部分も共通している。

 惜しむらくは、初代マンのエピソードの方が舞台設定に奥行きがあること。マックスバージョンは造形的に素晴らしいだけに残念。