水原沙羅 Sara Mizuhara

 TLT北米本部に所属する査察官。天才的な頭脳と冷静沈着な性格の持ち主。まさにTLTを代表する人物である。

 アンノウンハンドによる一連の事件をレーテに関するものと判断したTLT-J上層部が、2004年に起こった新宿大災害の真実(→来訪者とレーテ)を知る者として招聘した。

 2004年当時は、対バイオテロ組織「BCST」の科学担当官として活躍。恋人だった有働貴文(演:大澄賢也)がビースト・ザ・ワンに変容する様を目の当たりにし、現れたファースト・デュナミスト・真木舜一がウルトラマンとなって戦う全てを見届けた。真木の戦う姿を見た沙羅は、愛や慈しむ眼差しこそが、憎しみを遥かに超える強さだと感じるのだった。

 その後、プロメテウス・プロジェクトに参画。重大な欠陥によってプロジェクトは頓挫したが、その欠陥を完治する特効薬「ラファエル」が考案される。しかし沙羅は、来るべきビーストの襲撃を予測し、ビースト研究を優先。ラファエルの開発中止を命じた。 (演:遠山景織子)

 遂に登場した映画「ULTRAMAN」の登場キャラクター。映画の中でも最重要キャラクターとして真木にも有働にも関わった人物である。

 映画では軍関係者としての冷徹さと有働への想いに揺れる、非常に魅力的な女性像を見事に表現していたが、ネクサスへの出演では最重要の秘密を握る高官として、突き刺さるばかりの威厳を備えて登場。これは演ずる遠山女史の魅力に負うところが大きい。

 ネクサスのキーキャラクターとして、この人物を据えたことは成功だった。