SirMilesのマニアックな日々

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 02 ウルトラホーク1号

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 02 ウルトラホーク1号

 ビートルと同日リリースとなったのは、やはりウルトラシリーズを代表するメカであるウルトラホーク1号。人気作「ウルトラセブン」に登場するメカということで、順当なセレクトと言えるでしょう。

 丸みを帯びたシルエットが守護者としての温かみを持つビートルに対し、こちらは鋭角的なシルエットによってクールな印象を与えており、より攻撃的であると言えます。

 また、劇中ではα〜γ号に分離・合体するギミックを披露。残念ながら当キットの素組では再現出来ない仕様ですが、そこまで手をかけることなく分離状態を再現出来そうなパーツ構成でした。

キットについて

 多数の立体化に恵まれる機体ですが、スタイリングの完成度はこのメカコレが随一ではないでしょうか。

 スライド金型を駆使したパーツ構成は見事の一言。少ないパーツ数でカッチリとした完成品が組み上がる醍醐味に、酔いしれること必至です。

 ウルトラホーク1号は、シルバー一色の機体に各種マーキングが乗っている構成なので、当キットもそれを踏襲。各種ライン等のカラーリングは、デカールでの再現となります。デカールを貼る箇所は曲面や折り返し部分が多く、全体的にかなり苦戦するので、塗装出来るところは塗装してしまった方が早いでしょう。特に、尾翼基部の黒い部分は塗装一択ではないかと思ってしまいます。

塗装について

 塗装はビートルと同様。黒サフを吹き、クレオス基本色のシルバーをベースとしています。デカール貼り付け後のクリアーがけと研ぎ出し、シャドウ吹きを行い、トップコートはガイアカラーのセミグロスクリアーにて行いました。

各部ショット

 劇中から飛び出したかのような完成度。パネルライン等なくツルっとした表面が、当時のプロップそのままです。それにしても、赤黄青のライン取りは、凄いセンスですよね。

 リアショット。デカール貼りは大変ですが、デカールそのものの発色は良く、塗装したかのように仕上がります。

 ちょっと暗くなってしまいましたが、下から。下部の大きなノズルは立体化に当たってオミットされることも多いのですが、今回はちゃんと再現。

 劇中ではこのような真横からのショットも多用されました。空力的に本当に飛行しそうな唯一のウルトラメカという印象もありますね。

 後部には細かいディテールが密集していて、アクセントになっています。密度感の違いがリズムになっていて、鋭角的なスタイルとマッチしています。 

 ULTRA-ACTのセブンと。劇中では意外と絡みが少ないんですよね。ウルトラ警備隊の空中戦はメカの魅力、セブンの活躍は怪獣プロレスの魅力…といった具合に、明確に分けて二兎を追っていたのかも知れません。

 この調子で、2号や3号もリリースして欲しいですね。特に2号は立体化の機会が割と少ないので…。ベルシダーとかの発売が予告されていて、マイナーメカでもチャンスが到来しそうですから、期待したいところです。

 

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