バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 06 アクロバッター

 久々にプラモの投稿。

 実は新しい水性ホビーカラーのテストピースとしてドラえもんのプラモを作っていて、ドラえもんとドラミちゃんは完成しているのですが、タイムマシンという大物が残っているので、まだ投稿には到りません。

 その間に、作りかけだったこちらを完成させることができたので、即撮影して記事を書いています。

 アクロバッターは、前作のバトルホッパーの「バッタそのまんま」から少しデフォルメされたスタイルが特徴。私は「BLACK」の世界観とデザインに心酔していたので、当時は少々ノれない感を抱いていましたが、今見るとライダー共々こちらの方が好きなデザインだったりします。

 このキット以降、他のマシンがメカコレとしてリリースされる気配は皆無となり、非常に残念です。昭和ライダーのマシン群はどれも素晴らしく格好良いんですけどね…。



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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 13, 14, 15 ウルトラホーク1号 α号, β号, γ号

 ウルトラホーク1号は既にメカコレでリリースされていますが、なんとウルトラ警備隊メカのリリースが一通り終わった後に、そのホーク1号を分離状態でリリースするという離れ業を展開!

 確かにホーク1号を構成する三機は、別々のメカとしても魅力的。しかも、合体して一際大きなホーク1号を完成させることができるということで、ファンとしても納得のキットとなりました。

 劇中でも、ホーク1号の分離状態と合体後では別々のミニチュアが用意されており、当キットでは分離状態のミニチュアを再現。先の一体型とは細部のディテールが色々と異なっています。そういったマニアックな面でも納得の内容となっていました。

 ホーク1号の合体ギミックを活かしたエピソードの最右翼は、キュラソ星人の話でしょう。ウルトラセブンは殆ど登場せず、ホーク1号の機能性を巧みな操演で描写した必見の一編となっています。セブンの初期エピソードが、メカニック描写を重視していたのを物語っています。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 12 ハイドランジャー

 マグマライザーに続いてリリースされたのは、ウルトラ警備隊メカ最後の砦とも言うべきハイドランジャー。まさかハイドランジャーがリリースされるとは思いも寄りませんでしたが、科特隊の潜航艇が発売されたくらいですから、当然と言えば当然なのかも知れません。

 さて、ハイドランジャーの活躍は…と考えてもにわかには思いつかない私でありますが、キングジョーの話とノンマルトの話が代表的でしょうか。まあ、ウルトラセブン本編中では、かくもマイナーなメカニックなのですが、「ハイドランジャー」という語感の格好良さが強く印象に残るのもまた確かです。

 このハイドランジャーも資料が乏しく、今回も基本的に箱絵のとおりに塗装することになりました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 11 マグマライザー

 ウルトラマンに登場したベルシダーに続き、ウルトラセブンにも地底戦車が登場。それがこのマグマライザーです。

 ドリルが大きく主張し、いかにも「掘り進む」ことをビジュアル化したベルシダーのデザインに比べ、マグマライザーはより戦闘的な方向に振ったような感覚になり、逆に掘削機械としてのリアリティは失われている感も。しかしながら、劇中ではそのあたりを巧く回避して描写され、レーザーで岩盤を破壊するなど、このデザインを活かす特撮が実に格好良いわけです。

 キットを眺めると、他のウルトラ警備隊メカと同様に、ハイブリッドメカとしてデザインされていることが分かります。前部は未来機関車のイメージでまとめられ、後部にいきなり現用兵器たる戦車の無限軌道がくっ付けられています。極端な話、同じウルトラセブンに登場する恐竜戦車と同様の語法なわけで、正に「作ってみると分かる」というプラモの醍醐味を味わうことができました。

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バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 03 バトルホッパー

 仮面ライダーのメカコレ第3弾は、4号ライダーことライダーマンをすっ飛ばして仮面ライダーBLACKのバトルホッパーとなりました。

 かつて、「ENTERTAINMENT BIBLE」というマニア向け書籍のシリーズがあり、仮面ライダーもラインナップに加わって非常に質の高い資料として重宝しましたが、そのシリーズもスカイライダー〜ZXをすっ飛ばしてBLACKを上梓したという経緯があり、今回もその悪夢が蘇ったとか蘇らなかったとか(笑)。

 冗談はさておき、BLACKは新体制のスタッフによって制作された全く新しい仮面ライダーとして、鮮烈な印象を残しました。現在でも高い人気を誇り、特に終盤になってようやく登場するシャドームーンとの、悲劇的な対立構造がファンに評価されています。

 個人的には、様々な知識を身につけた後に出会った初めての仮面ライダーであり、好きの度合いは別として、非常に印象深いシリーズでもあります。

 バトルホッパーは、バッタそのもののデザインが強烈でした。アマゾンライダーのジャングラーに通ずる語法で組み立てられ、BLACKの世界観に合わないなぁ…というのがファーストインプレッションです。しかし、正にバッタの化身として描写されるBLACKと完全にシンクロし、生体メカという鮮烈な設定と相俟って、その魅力を増していくのに時間はかかりませんでしたね。

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バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 02 ハリケーン

 メカコレの仮面ライダーシリーズも順当にラインナップを重ねており、既にこのハリケーンの後に仮面ライダーBLACKのバトルホッパーがリリースされ、まずは人気の高いものを…という意図が伺えます。

 マニアというほどでもないファンからしても、ライダーマンマシンやクルーザー、ジャングラーにカブトローといったラインナップを期待するところではないかと思いますが、とりあえず初期ラインナップの掴みとしてはかなり良い印象です。

 仮面ライダーV3は、仮面ライダー第100話を記念した番組の大胆リニューアルという側面のある、シリーズ中でも特異なポジションにあるコンテンツですが、現在では3号ライダーという肩書を遥かに超越するメジャーな仮面ライダーとして、その地位を確立しています。

 ハリケーンというマシンにしても、主役のV3と同様、前作に比して派手なカラーリングが施され、そのキャラクター性を強調しています。ただ、劇中ではオートバイ戦よりもV3個人の数多い特殊能力をフルに発揮した肉弾戦に主眼が置かれ、ハリケーン自体の印象は前作のサイクロン等に比べると、少々弱くなっているような気がします。それでも商品化の機会には恵まれているわけで、やはり高い人気を誇るマシンということですね。

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バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 01 新サイクロン号 (2号 Ver.)

 メカコレ 新サイクロン、当然の如く二つ購入しました。二つ目は勿論2号ライダー仕様にするためです。

 とはいえ、実車の細かい差異を再現するのではなく、ただライダーの塗り分けをするだけですけど…。

 伝統的に新サイクロンの2号バージョンがリリースされることは稀で、今回もオンライン販売限定とかかな…と思っていたら、どうやらライダーファイトのポーズをとったバージョンで一般発売されるとかされないとか。

 それはそれとして、ライディングポーズで揃えたいことに変わりはないので、やはり作って(塗って)良かったと思う次第です。

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バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 01 新サイクロン号

 特撮関連では主にウルトラメカをラインナップしてきたメカコレシリーズに、新ラインとしてライダーマシンが登場。メカコレフォーマットでどのような構成のキットをリリースするのか、発売前から大いに興味をかき立てられるものでした。

 世に放たれたキットは、メカコレの名に相応しい組み立て難易度と完成度を備えた、正に作って揃えて楽しいプラモデル。食玩の「ザ・ライダーマシン」を最後に、フジミ製の本格モデル以外、手軽に入手出来るライダーマシンのキットは皆無だったため、非常に嬉しいものがありますね。

 新サイクロンは、「仮面ライダー」後半に登場するニューマシンであり、確か劇中では単に「サイクロン」と呼称されていたように思います。何故か元祖ポピニカにもラインナップされていなかったりして、当時のマーチャンダイジングが映像コンテンツと「疎」であったことを想像させます。

 旧型のサイクロンに比べ、ヒーロー性を増したデザインとなった新サイクロンは、様々な機能を搭載したスーパーマシンとして描写され、仮面ライダーというキャラクターの比重が名前のとおりバイクにあったことを物語っています。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 10 ウルトラホーク3号

 ホーク1号が合体戦闘機、ホーク2号が宇宙ロケットならば、ウルトラホーク3号はいわゆる「空飛ぶ円盤」を戦闘機として再構成したものではないでしょうか。

 円形が強く出た特徴的な主翼に、「円盤」の片鱗を見ることができます。勿論、ウルトラセブンの主な世界観は侵略宇宙人の迎撃にありますから、円盤そのものであってはならないわけで、そのあたりの処理の巧みさは正に職人技と言えるでしょう。

 劇中でのメインはホーク1号が担っているので、ホーク3号は支援機という印象も強いですが、1号と3号による連係攻撃の格好良さはミニチュアワークのお手本と言っても過言ではなく、未だに多くのファンに愛されているように思います。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 ポインターは、ウルトラセブンにおけるウルトラ警備隊の専用車。ウルトラ警備隊のスタイリッシュなイメージを象徴する存在の一つとして名高い車です。

 恐らく今日に至るまで、そのスタイリングを愛するファンは増え続けているものと考えられますが、その魅力はどこにあるのでしょうか。

 前作の科特隊専用車、次作のマットビハイクル、そのまた次のタックパンサーも、基本的には市販車へのクールなマーキングで成立しており、このポインターだけデコラティヴな感覚でキャラクター性が強いというのが、理由の一つでしょう。

 ウルトラマンタロウのド派手なデコレーションを例外として、基本的にウルトラシリーズ(ティガ以降は除く)の車両においてキャラクター性を強く主張している、唯一の存在と言えるかも知れません。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 08 ウルトラホーク2号

 ウルトラメカコレは、セブン編とも言うべき段階に入ってきました。ホーク1号だけは試金石的な感じで序盤にて発売されましたが、その後は科特隊のメカが連続。今度はこのホーク2号からウルトラ警備隊のメカが連続リリースとなっています。

 ウルトラホーク2号は宇宙ロケットを意識したデザインで、実際に劇中でも大気圏外での運用を前提とした機体。

 垂直に立てた状態ではロケットに見え、水平にした状態だと航空機のシルエットに接近するという秀逸な設計が見事ですね。実際に立体物を触ってみて、その目指すところがさらにはっきりと見えてきました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 07 科学特捜隊専用車

 メカコレに、遂に実車モデルが登場。人気の面で言えばポインターなのでしょうけど、オリジナルへのリスペクトということなのか、この科特隊専用車が第一弾として選ばれました。

 科特隊専用車のベースは、当時円谷一氏の愛車だったシボレーコルヴェアだったと言われており、基本的にステッカーでのみデコレートされたものだったようです。

 高級感あふれるサルーンで、どことなくビビッドなイメージを持つ科学特捜隊において、青いブレザースタイルと共にクールな一面を担っていました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 06 ベルシダー

 ウルトラシリーズのメカコレもどんどんラインナップが追加され、充実しています。

 第六弾は科学特捜隊の地底戦車ベルシダー。劇中での登場回数は少ないですが、ゴルドン戦での活躍振りが強い印象を残すメカです。

 カラーリングは他のメカと統一感のあるシルバーとレッド。このベルシダーの後にも多様なドリル戦車が特撮界に登場してきますが、これほどドリルが主張しているデザインは珍しい部類でしょう。科特隊メカはその丸みに特徴がありますが、このベルシダーも例外ではなく、シャープな先端から丸みのあるボディに繋がるラインの美しさは、他の追随を許しません。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 05 宇宙ビートル

 ウルトラのメカコレ第五弾は、メカコレ・ビートルの一部パーツを入れ替えた仕様の「宇宙ビートル」。劇中でも、主翼端のミサイルを取り除いたビートルに、ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンを装備するシーンがあり、それを忠実にキット化した形となります。

 前モデルで既に製作ポイントを押さえていたのもあって苦労はしませんでしたが、やはり付属のデカールは難しい…。今回も完全に納得のいく完成品にはなりませんでした。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 04 小型ビートル

 ウルトラシリーズのメカコレ第四弾は、順当な選択となる小型ビートル。通称「三角ビートル」とも呼ばれる、ビートルの姉妹機です。

 「ウルトラマン」の第1話では、ハヤタ隊員がこの小型ビートルに搭乗していて光球と化したウルトラマンと衝突事故を起こしています。また、第16話でも、ハヤタが宇宙ロケットの護衛をすべく当機に乗り込み、最高速度マッハ6を記録する快挙を成し遂げました。

 というわけで、実質ハヤタ機という印象もある小型ビートルですが、登場回数が意外と少ないばかりか、プロップも結構適当に処理されている感があり、さらには商品化の機会も非常に少ないとあって、ある意味、特殊潜航艇S号よりも不遇なメカなのかも知れません。

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