小田夏美 Natsumi Oda

 ゼットン星人が「ゼットン・ナノ遺伝子」を遠い祖先に移植、1万年の歳月を経て遂に覚醒の代となったのが夏美である。DASHへ警告に赴いた際は、「ゼットンの娘」と名乗った。

 10年前に「ゼットン・ナノ遺伝子」の発露が確認されており、その際に数々の超能力を発揮。その能力はヨシナガ教授のチームによって研究が進められた。しかし、その能力は突然休眠状態となる。

 そして現在、幼稚園の見習い職員として働き、気立てのいい長屋の住人として周囲の人々に評判の娘となった夏美の前に、ゼットン星人が現れ、暗躍に利用される。

 ゼットン星人に憑依され活動する際に見せた姿は、忍者装束に身を包み、常人ならざる能力と剣術・格闘術でDASHを翻弄するものであった。さらに、キングジョーに乗り込んで操縦も行った。

 カイトの人柄に触れた夏美は、マックスの助力もあって、自らゼットン星人に打ち勝ち、ゼットン・ナノ遺伝子をも体内より消滅せしめた。(演:長澤奈央)

 第13話 ゼットンの娘に登場。

 第14話 恋するキングジョーに登場。

チェックポイント!

 演ずる長澤奈央氏は、「忍風戦隊ハリケンジャー」のハリケンブルー・野々七海役で特撮ファンに広く認知された。忍者装束が似合うのは当然というもので、アクションもキマっていて魅力爆発。

 東京の下町、忍者装束など、和のテイストを異様なまでに前面に押し出したのは、脚本の上原正三氏が作風とする「日常に忍び寄るミステリーゾーン」を一歩進めた、その場所でしか起こりえない怪奇な出来事を具体化したものだろう。なお、長澤氏は、同じ上原脚本のウルトラQ~dark fantasy~第17話「小町」にも出演。