BT-18 バイナルテック・リジェ エレクトロ・ディスラプターモード

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サイバトロン 諜報員 リジェ
エレクトロ・ディスラプターモード
feat. Ford GT
CYBERTRON
COUNTER-INTELLIGENCE
RIJIE
ELECTRO-DISRUPTER MODE
feat. Ford GT
AUTOBOT SPY MIRAGE (US ORIGINAL)

 e-Hobbyで限定出荷された本アイテムは、オルタネイターズ版ミラージュ(即ちリジェ)の成形色を変更し、バイナルテックとして発売したものである。「エレクトロディスラプターモード」とは、リジェの特徴である透明化機能を動作させた状態を指し、クリアパーツによる成形に説得力を持たせている。

 フォードGTモデルは、オルタネイターズ・ミラージュ、キスぷれ・ホットロディマスの順で発売された為、日本においてはキスぷれ・ホットロディマスが初出であり、このリジェは2体目ということになる。しかし、元々はリジェとして設計開発されたものである故に、やはり各部にリジェとしてのデザインラインを落とし込んだ痕跡が見られる。

 クリアバージョンというカテゴリーは、コレクターズアイテムとしての感覚が強く、キャラクターモデルとして成立するケースは少ない。しかしながら、このリジェに関しては、透明化機能という設定もさることながら、バイナルテックの複雑な変形機構を支える高密度のパーツ構成や、インテリアやエンジンルームの再現などによって、見事にキャラクターモデルとして成立している。

 クリアパーツは部分によって透明度が多少異なるのだが、それが却って画一的な印象からの脱却を成功させているほか、あえてクリアパーツを選択しない部分を残すなど、素材の選抜の的確さが光る。カーモードは、さながらCGによるコンセプトイメージモデルと見紛う美しさだ。

 ロボットモードは、キスぷれ・ホットロディマスで高評価を得た、スタイルおよび可動をそのまま継承。バイナルテックブランドでは初となるオールプラ製であり、ホットロディマスのポテンシャルは重量に左右されることなく受け継がれている。クリアパーツはロボットモードでも違和感なく配置され、改めてバイナルテック系の密度の高さに溜め息をつく。

 ところで、当サイト管理人は未だにBT-17ブラックコンボイを入手できていない。リアルタイムでは買い逃し、オークションも高値安定の為手を出せていない。BT-17が欠番になってしまうのは心苦しい限りだ。パッケージに記載されたストーリーでは、ブラックコンボイが重要なポジションにおり、大変悔しい思いをしている...。

リジェ 01

 リジェが、フォードGTのボディを得て復活。エレクトロ・ディスラプターモードで敵地へ潜入だ。敢えて全パーツにクリアパーツを使用しなかったところに、美的センスが感じられる。

リジェ 02

 上半身アップ。頭部造形はアニメ版の旧リジェを踏襲。設定にはないが、キスぷれ・ホットロディマスと同様、2丁の拳銃(フォトンレーザー、徹甲ロケットダート・ハンティングピストル)をトンファとして使用することが出来る。

リジェ 03

 エンジンが変形して2丁の拳銃(フォトンレーザー、徹甲ロケットダート・ハンティングピストル)に。リジェに2丁拳銃のイメージはないが、これはこれでカッコイイ。

リジェ 04

 トランスフォーム!

リジェ 05

 胸部がボンネットとなり、肩部を変形させてフロントを形成。

リジェ 06

 フロント部に腕部が畳まれ収納される。脚部も変形を開始。

リジェ 07

 前に倒れこみ、カーモードのスタイルに近づく。

リジェ 08

 カーモード完成。

リジェ 09

 カーモードはフォードGT。オルタネイターズではリジェのイメージカラーである白と青でペイントされていた。クリアパーツの映え方は驚嘆レベル。

リジェ 10

 ボンネット、2ドア、エンジンルームが開閉。ステアリング連動可動も再現。インテリアはカラーリングの所為でホットロディマスのものより引き締まった印象を受ける。

リジェ 11

 銃が変形し、エンジン部を形成。脚部パーツには暗色が用いられた為、違和感は少ない。

リジェ 12

 リアパース。プレートには「RIJIE」。ホイルの輝きとクリアパーツの相性が奇跡的。