バンダイ 1/144 HGUC Zガンダム

 HGUCの傑作として評価の高い、Zガンダムを製作。

 好評価に違わず、モビルスーツ形態もウェイブライダー形態も非常にまとまりがよく、変形を思い切った差し替え式にした事が功を奏しています。

 Zガンダムの歴代キットですが、初代1/144は非変形タイプで結構プロポーションは良好。1/100は完全変形タイプでしたが、上半身を中心にプロポーションは今ひとつ。他に1/250や1/60もありました。1/60は意外にも非変形タイプでしたね。

 第一期HGでも、Zガンダムはラインナップされていましたが、変形機構を有している事自体、当時としては驚異的ではあったものの、先のZプラスで商品化に成功したウェイブシューター形態にアレンジされ、色々な面で今ひとつでした。

 MGは、カトキハジメ氏によって、変形に適したスパルタンなリデザインを施され、アニメのイメージからはやや離れましたが、その独特なカッコ良さは今でも好きです。PGを経て、MG Ver.2でアニメのイメージに揺り戻されたのが面白い処ですね。

 このHGUC版は、アニメのイメージを再現する事に注力されているようで、旧キットをブラッシュアップしたようなモビルスーツ形態のプロポーションと、プラモデル随一の「薄いウェイブライダー」が嬉しいキット。肩関節が典型的な一軸可動である以外は、ポージングの自由度も高く、Zガンダムのイメージを的確に再現していると思います。

HGUC Zガンダム



 キットの組みやすさの話ですが、無塗装派には大変組みやすいキットだと思います。変形モデルの割にはパーツ数が抑えられており、強度も十分。

 しかしながら、塗装派にはやや敷居の高い面が多いです。

 ポイントは、強度確保の為に挟み込み形式になっているパーツが多いのと、Zガンダムのモデルの難関である黄色い箇所の塗装、そして武器。

 挟み込みパーツは、後ハメ加工を工夫すれば、大腿部以外は概ね回避出来ます(強度はかなり注意しなければなりませんが)。黄色い箇所は、マスキングを駆使すれば問題ないのですが、黒サフの食いつきが悪くて出戻りがあったりと、かなり苦労しました。なので、多くの部分に「裏技」を使っています。

 武器は、ほぼ全てが挟み込みパーツであるのに加え、イメージ再現に必要な色分けがほぼ皆無であり、その上、ど真ん中に合わせ目が来る為、消すのが非常に大変です。ここだけは旧キット並みの手間が必要でしょう(HGは武器のパーツ構造をもうちょっと何とかして欲しいですねぇ…)。

 まずは、全身像です。

HGUC Zガンダム

 黒サフの上に、GXクールホワイトでグラデーションパターンを描き、その上に各色を乗せています。赤、青、黄色はガンダムカラーをそのまま使用。「黄色い部分の裏技」とは、付属シールに上記と同じ手順で塗装を施して貼付けるという荒技で、シールの色味が浮いてしまうのを防止出来ます。白はGXクールホワイト、グレー部分は、旧キットのようにミディアムブルーにしました。Zガンダムのグレーといえば、やっぱりミディアムブルーだと思うんですよ。黒に近い部分は、ネイビーブルーではなく、ミッドナイトブルーとしています。

 続いて、リアビュー。

HGUC Zガンダム

 フライングアーマーがカッコいいです。脚部のラインは、Zガンダムのキット中、随一だと思います。 

 最近の00やAGEといった、「可動に適したデザイン」ではない為、制限こそされますが、Zガンダムのキットとしては、やはり随一の自由度があります。「行きます!」のポーズも難なくこなせます。

HGUC Zガンダム

 武装は、ビーム・ライフルの他に、ビーム・サーベルが付属。

HGUC Zガンダム

 このビーム・サーベル、何と持ち手と一体化しており、その表情の良さは素晴らしいの一言。ただし、塗装は必須となりますが。クリアパーツでないのが残念ですけど、私はビームのグラデーション塗装が結構好きなので、このタイプでもいいです。

 ハンドグレネード用のオプションマガジンも付属。適度なミリタリー風がいい感じです。

HGUC Zガンダム

 このキットの目玉は、ハイパー・メガ・ランチャー。かなりのデカさですが、保持して自立出来る絶妙なバランスです。

HGUC Zガンダム

 しかし、このハイパー・メガ・ランチャーは作るのが実に大変なパーツでした(笑)。

 さて、ここからウェイブライダーに変形させますが、その前にちょっとした改造箇所を。

 このキットのビーム・ライフルには、ウェイブライダーセット用の突起が出ており、これがイメージを少々悪くしています。そこで、この突起を切り離して真鍮線で後付出来るようにしました。

HGUC Zガンダム

 これにより、ビーム・ライフルを保持した際の干渉がなくなり、より自然に保持出来るようになりました。

 というわけで、まずはノーマルなウェイブライダー形態。

HGUC Zガンダム

 薄いです。そして、フライングアーマーが前から見てへの字になっていて、いかにも飛びそうです。これは凄い。

 足裏はいつもは手を抜く箇所ですが、ウェイブライダーで足の裏が丸見えになるので、しっかり塗装しました(笑)。

HGUC Zガンダム

 合わせ目を消すのが困難な箇所は、なんちゃってモールドを追加してごまかしています。

 続いてビーム・ライフルを搭載するとこうなります。

HGUC Zガンダム

 いかにも付け足しといった感じではなく、割と自然にセットされるのがいいですね。

 ちなみに、変形に際しては、Zガンダムの上半身が殆ど余剰となります。ウェイブライダーの土台を形成するパーツは非常に薄いのですが、いかに完全変形が難しいモビルスーツかが分かります。

HGUC Zガンダム

 ハイパー・メガ・ランチャーにランディングスキッドをセットし、その上にウェイブライダーをセットすると、フル武装状態に。

HGUC Zガンダム

 ランディングスキッドがあるので、安定度がグンと増し、迫力がアップします。ハイパー・メガ・ランチャーの伸縮・収納ギミックが小気味良いので、Zガンダム本体の差し替え変形とはまた違った味わいがあります。

HGUC Zガンダム

 傑作と謳われるだけあって、完成品を手にした時の満足感がすこぶる高いですね。このキットは積みプラを消化せずに衝動買いしてしまったものなので、今度こそ積みプラを何とかしたいと思います。



投稿者: SirMiles

【マー 🏃 SirMiles / Masafumi Fujimura / https://sirmiles.com / maruzoku】 Run、音楽、プラモ。趣味は広く浅く。生業はIT系。

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3件のコメント

  1. 私もこのキットのスタイル、特にMS形態が気に入ってます。
    (WRの方は少し薄すぎではないかと感じました。)
    私が作ったのはガンプラおやじになって初期だったためダメダメです。
    たまに他のキットと一緒に映っていますが、単体でははずかしくて紹介できません。
    今見てみると合わせ目もばっちりそのままです。
    Sirmilesさんのは相変わらず丁寧な仕事と落ち着いた質感ですね。
    (写真ないスタビライザーの肉抜きはどうなっているのか知りたいです)
    やはり性格が出るようで、私はどうしても雑になってしまいます。

  2. ありがとうございます。
    MS形態、昔の1/144によく似ていて、しかも少しカッコよくなっているという、絶妙な雰囲気ですよね。
    ちなみに、テールスタビライザーの肉抜きは、瞬着+ラッカーパテで完全に埋めました。
    しかし、私はもえぱぱさんが思われているのよりも相当雑なので(笑)、ヒケが出てもそのままにしてあります…。
    一応、肩の白い六角形パネルの裏側も埋めたりしてます。
    もえぱぱさんのダイオージャ、拝見しましたよ。コメントさせて頂きました。

  3. まとめtyaiました【バンダイ 1/144 HGUC Zガンダム】

     HGUCの傑作として評価の高い、Zガンダムを製作。 好評価に違わず、モビルスーツ形態もウェイブライダー形態も非常にまとまりがよく、変形を思い切った差し替え式にした事が功を奏しています。 Zガンダムの歴代キットですが、初代1/144は非変形タイプで結構プロポー?…

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