騎士竜戦隊リュウソウジャー 第21話「光と闇の騎士竜」

 死者が蘇る…そんな一見不気味な題材をとりながらも、通常そこから想像されるであろう雰囲気が完全に払拭され、何となくホロっとさせる一編に仕上がっていました。

 数々の新たな謎も提示し、単なる「お盆」に因んだエピソードに留まらない、意外性に富んだお話でしたね。



タンクジョウ様ーー

 と思わずクレオンの心中を代弁したくなる、感動の(?)再会でした。折に触れて「タンクジョウ様ー」と叫び続けていたクレオンですが、今回に当てた伏線だとしたら凄いことですね。

 リュウソウジャー側はマスターピンク、そしてういの母が蘇りを果たしていましたが、味方側だけでなく敵側まで区別なく蘇るあたりが巧いところで、死者の幻で罠を仕掛ける怪人という王道パターンからの脱脚が良いですね。

 蘇ったタンクジョウは、マスターピンクと同様に自身が死の世界から蘇ったことを理解しており、一度見た技は通用しないと豪語するのが格好良い。一方で、リュウソウジャーにとってもそれが同様であるというのがまた実に格好良く、両者ともに時間の経過を感じさせるのが素晴らしいですね。タンクジョウが地獄の底でも腕を磨いていたとしたら、敵ながらあっぱれですよね。

 新たな騎士竜の登場、そして連戦をものにしてきたコウたちの機転により、タンクジョウは倒されてしまいますが、どうやら次回も参戦するようで…引っ張りますねー(嬉)。

ういのお母様ーー

 龍井家の内情に関してはあまり語られていませんが、今回は「母親の不在」について理由も明確になりましたね。

 どこからどう見ても理想の母、そして妻であり、久々の食事に涙する尚久氏の姿を見ると、かなりウルっと来てしまいました。勿論、ういの反応にも感じ入るところがありますけど、すでに自分の立場的には尚久氏の方が近いですからね(私のカミさんは健在ですのでご心配なく)。

マスターピンク様ーー

 今回はマスターピンク様が主役と言っても過言ではないでしょう。

 常日頃よりマスターピンク様のファンを公言している私ですが、今回はその魅力が爆発していて耐えるのが大変でした(笑)。

 マスターとして、アスナに道を説くシーンがあるかと思いきや、それはほぼ皆無。徹底的にマスターピンクの人となりを描出する作劇には衝撃を受けましたね。

 「デパ地下」というタームや、タピオカドリンクに舌鼓を打つ姿は、少女性を残した大人の女性といった趣で実に魅力的。リュウソウ族のしきたりに関する不満を躊躇なく口にしたり、長老の悪口を言ったり…素晴らし過ぎます。

 一方で、敵を目の当たりにすれば、その剣の腕前を遺憾なく発揮。この格好よさにも痺れまくりました。ちゃんとアクションシーンを用意しているあたり、「分かっている」感が強くて嬉しかったですね。

 今回の衝撃ポイントはもう一つあって、マスターピンク自ら「一度死んだ」と発言しているんですよね。つまり、生死不明ではなく、確実に冥界の住人になってしまったわけで、これまでのやや曖昧な描写にピリオドが打たれた格好となります。

 当然ながら、次回も引き続きのご登場とあって、嬉しい限り。マスターの皆さん、残りの2クールでも度々登場して欲しいですよね。

 そして…カナロよ、分かるぞ…。軽く手玉に取られてましたが(笑)。

セトー

 尚久氏には何かあると匂わされていましたが、まさかこのような形だとは思いも寄らず。これからの展開が俄然楽しみになってきましたね。

 そしてやはり吹越さん、不思議コメディシリーズの住人だなぁ…と思わせる出で立ちでした(笑)。

新たな騎士竜

 ドルイドンがかつて宇宙に連れ去った、優れた超能力を持つ騎士竜がシャドウラプターとシャインラプター。

 シャドウラプターはカナロを襲撃するものの、その後クラヤミソウルを与えていたことから、すぐに打ち解けたものと思われます。

 いわゆる「喋らないゾロメカ」に属する騎士竜ではあるものの、光と影を象徴するキャラクター性はなかなか強烈で、シャドウラプターの、ブラックホールを作り出すという能力のインパクトもかなり強めでしたね。

次回

 次回は今回の後編! 悲しい別れが待っているのは自明ですが、そこをどう希望的展開に持っていくか注目ですね。

 

おまけ

 マスターピンク様のケボーンダンス



投稿者: SirMiles

【マー 🏃 SirMiles / Masafumi Fujimura / https://sirmiles.com / maruzoku】 Run、音楽、プラモ。趣味は広く浅く。生業はIT系。

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4件のコメント

  1. 愚兄です。
    なんか毎回文句ばっかりいているような気がしますが、リュウソウジャー、嫌いじゃないし面白いと思ってるんですよ。でもやっぱり気になる点があるというか。
    今回気になったのはシャドウラプター。でてきたと思ったらメルトを攻撃し、にもかかわらずいつの間にリュウソウルを渡しているという謎行動。相変わらず詰め込み過ぎで細部の説明不足。どうせ前後編にするならいっそのこと前編はドラマ編に絞ってリュウソウルを使ってのメルト強化やキシリュウオー新フォームは後編に集中させえた方がよかったのではないかと。
    ドラマ編は非常に良かったです。タンクジョウとクレオンの絆とかういのおかあさんのたたずまいとかマスターピンクの行動とか。死者が自分が死んでいることを認識したうえでそれを全くに気にせず生者と接するあたりの描き方は西岸良平先生の鎌倉物語を彷彿とさせます。
    あと、これはもったいないと思ったのはマスターピンクがメルトに「いいものもっているじゃない」と言いながら抱きつくシーン。ひょっとして死者たちはマイナソーの策略なのではと思わせるマスターピンクの怪しい雰囲気(演技の使い分けが素晴らしい)のシーンなのにちょっと尺が短いこととカット割り(もっと顔のアップが欲しかった)が残念でした。
    次回おそらくこのエピソードの完結編ですが、シャインラプターも活躍させないといけないからまた詰め込まれるような気がします。

    1. シャドウラプターの描写不足は、非常に気になるところですね。いつの間に仲良くなったんだよ!?っていうのが…。近年は年間スケジュールに縛られ過ぎているのかも知れませんね。話の組み立てがかなりタイトになっているようです。

      マスターピンクはここ最近でも大当たりキャラ(何と言っても沢井美優さんですし)なので、今回の描写の良さは嬉しい限りです。ご指摘の欠点は納得ですけど、私は満足してしまいました(笑)。

      次回も色んな要素が盛り沢山っぽいですが、どうなんでしょうねー!?

  2. よ~やく観る事が出来ましたが、自分もマスターピンクに抱きつかれたい(おいっ)
    許すまじ・・・じゃなくて、羨ましいぞカナロ(汗)
    それにしても、タンクジョウ様復活に喜ぶクレヨンがいいですね。
    これでガチレウス復活だったらどうなったのか(悪い意味で壊れたクレヨンも見たかった気がしますが)
    とにかく、次回はいろいろと見所がありそうですね。
    それではまた

    1. 今回ほどカナロが羨ましい回もないわけでして…(笑)。何となくエスケイプっぽい雰囲気があったりして、魅力的過ぎました。

      クレオンとワイズルーのコンビが濃くなっていく一方で、タンクジョウ様に思慕があるのは、とても良いですね。今回の復活劇に巧くスパイスとして機能していました。

      次回もマスターピンク登場なので、実に楽しみですね!

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