快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #20「新たな快盗は警察官」

 毎シーズン、大抵この時期になると登場する追加戦士。

 あの手この手で、安定し始めた世界観に揺さぶりをかける役割を担わせることになりますが、巧く機能するシーズンもあれば、残念ながら逆効果な場合も。

 さて、今シーズンの「あの手この手」は一体どう作用するでしょうか??

 今回の登場編に限った印象ではありますが、あらゆる手段と描写を駆使した贅沢三昧な画面作りが鮮烈で、素晴らしいデビューになったと思います。



“快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #20「新たな快盗は警察官」” の続きを読む

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #19「命令違反の代償」

 パトレンジャー単独回と称しても差し支えないエピソード。咲也をメインとし、圭一郎編とは少し違う角度から警察官の在り方を問う、コミカルながらも熱さのある好編でした。

 今回、魁利たちは快盗の扮装こそあれ、変身後のシーンが皆無という挑戦的な作劇になっており、90年代のパターン破りを彷彿とさせながらも、パトレンジャーの活躍はセオリーどおりに描かれ、非常に面白い印象を与えてくれる構成でした。

“快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #19「命令違反の代償」” の続きを読む

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #18「コレクションの秘密」

 大きな展開の前に設定を整理しておくのは常套手段であり、今回はルパンコレクションの設定について語られ、さらにグッドストライカーの振る舞いに関する秘密も明かされることとなりました。

 しかしながら、設定編がハマりやすい「セリフだけが延々続く」といった傾向は全く以て皆無で、むしろもう少しその辺の事情を聞かせて欲しいという程度に留めているのが美点。「仮面ライダービルド」が設定の意外性に面白さを求めている(特に最近ほぼ毎回バトルと説明ダイアログ「のみ」で構成されているきらいがある)のに対し、本作(というより特に今回)はアクションに面白さを求めていて痛快でした。

“快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #18「コレクションの秘密」” の続きを読む

バンダイ 1/100 HG Vダッシュガンダム

 なんと、いわゆるガンプラを作るのって、3年ぶりくらいになるらしいです…。

 そして3年ぶりくらいのガンプラが、よりによってこの「旧1/100 Vガンダム」というところは、自ら賞賛したいポイントでございます(笑)。

 放映当時、「Vガンダム」のプラモデルは1/144のコレクションライン、1/100の中級モデル、1/60の豪華モデルというラインナップでした。1/144は全て購入した覚えがあります。当時は水性塗料等で少し塗装することはあっても、概ねパチ組みばかりでしたね。ラッカー系で全塗装を意識し始めたのは「ガンダムW」あたりからでした。

 残念ながら、1/100シリーズはその出来の良さにも関わらず、ラインナップがすこぶる少ないという欠点があり、ザンスカール側に至ってはゾリディア1体のみのリリースと、何とも寂しい結果となりました。ラインナップの充実を謳っていた1/144でも、登場機体の半分もフォロー出来ておらず(もっとも、わざとプラモ化を拒絶するようなデザインを出すなど、底意地の悪さも影響していると思いますが…)、次年度以降の主役ガンダムが1/100で揃わないといったネガティヴな影響が続くのでした…。

 さて、このVダッシュガンダムは、恐らく数年前に再販されたロットであり、たまたま在庫を見つけて購入したものです。ごく最近もVガンダムシリーズが再販されましたが、あっという間に店頭から消えたので、再評価が始まっているのかも…??

“バンダイ 1/100 HG Vダッシュガンダム” の続きを読む

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #17「秘めた想い」

 圭一郎氏のキャラクター性をさらに深める一編。

 いや、深まったというよりは「やっぱりそうだよね」と思わせる方向に、より斬り込んだというべきか。とにかく楽しく切ないエピソードになりました。

 不器用なヒーローが、女性と巧く接することのできない様子は、頻々と描かれてきた経緯がありますけど、今回はカリカチュアライズされつつも、情感に訴える作劇になっていて、一風変わった雰囲気を存分に味わうことができるようになっていました。

“快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #17「秘めた想い」” の続きを読む

Return to Top ▲Return to Top ▲