快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #46「抜け出せないゲーム」

 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 新年第一回目となる今回は、お正月編としての体裁を保ちつつ、総集編をしつつ、次なる展開への布石を打つという、結構なボリュームを誇る一編となりました。

 快盗側はギャグ編、警察側はシリアス編といった具合に、両者の正月に対する職業姿勢(?)を反映させた作劇も見事。最終編突入が俄然楽しみになりましたね。



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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #45「クリスマスを楽しみに」

 前回まででとりあえずノエルの件が決着したということもあり、今回はなんだかよく分からないシュールなコメディ回に。クリスマス編は総集編になったりすることも多いですが、敢えてここまで常軌を逸したエピソードを持ってくるあたり、なかなか挑戦的でありつつ、クリスマスという時期に相応しい雰囲気だったと思います。

 ただし、ザミーゴ周りの件は静かに、そして重い雰囲気で進行中。主に圭一郎がその語り部となることで、よりその重大性が強調されています。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #44「見つけた真実」

 ノエルの「正体」が明かされ、さらにザミーゴが提供する「化けの皮」の真相までが明らかになる、激震の年末クライマックス編。

 一応、ノエルの謎に関して決着の付く話ではあるのですが、一気に鬱展開へ加速する感もあって、救いのある部分と救いのない部分が交錯する独特の読後感がありました。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #43「帰ってきた男」

 年末も近付き、急展開を見せる一編。これぞクライマックスへの助走と言った雰囲気です。

 ノエルの謎がさらに深まり、その「事実」に翻弄される快盗そして警察の機微が丁寧に描写され、警察側に至っては「相棒」の陰謀劇に肉薄する重厚な演出を見せてくれました。

 この急展開をお膳立てするのが、東雲悟という人物。配信コンテンツにて旧パトレン2号として登場したキャラクターです。残念ながら私は配信コンテンツを観ていないので詳細は知りませんが、圭一郎たちの同期でありパトレン2号だったという経緯さえ把握しておけば、鑑賞に支障はないようです。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #42「決戦の時」

 また引っ張ったらどうしようかと心配していましたが、無事デストラ退場となった激戦の一編。

 結局、最後の最後までポジションが明確でないまま退場していった印象ですが、皮肉にも華々しい散り様は、今シーズンの敵役の「当て馬ポジション」をよく体現したと言えそうです。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #41「異世界への扉」

 ギャングラーきっての「空気」と個人的には思っているデストラの急襲編。

 とにかくパワーで押してくるデストラに、どう立ち向かうかというのが主軸ですが、透真とつかさの交流を添えてくるあたりが非凡。逃走劇、脱出劇、救出劇、激突、裏切り…といった各要素が一気に押し寄せてくる贅沢三昧な一編でした。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #40「心配が止まらない」

 前回のシリアスな展開との落差を意識したと思われる一編ですが、ここのところストーリーに流れているムードに引っ張られて、何となく弾けられていないような…。

 魁利にスポットを当てて、その猛進振り(例えばザミーゴを執拗に探しているとか)が伝えられるのかと思いきや、本筋とはおよそ関係ないオチだったりと、本当に「閑話」として制作されているものの、やや上滑りな感は否めませんでしたね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #39「こいつに賭ける」

 一週のブランクを経て、見応え充分のアクション編を展開。

 ザミーゴ絡みの要素がかなり明確になってきたことで、逆にこれまでのテーマが揺らぐという仕掛けが実に面白く、39話という3クール目のピリオドに相応しい動きが見られましたね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #38「宇宙からのコレクション」

 東映製作の「宇宙からのメッセージ」を思わせるサブタイトルで、まさか第三勢力の宇宙人とかが登場する!? と妙な予想をしていましたが、実際は極めてオーソドックスな新ガジェット入手譚でした。

 さすがに新ガジェット入手のみに話を振るわけにもいかなかったのか、ザミーゴやデストラといった、口の悪さを隠さずに言えば「ギャングラーの空気」メンバーを活躍させ、何らかの伏線を張るといった仕掛けが導入されています。

 一方、ノエルの「居場所」を確立するかのようなテーマもあり、こちらは胸に響く良いお話でした。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #37「君が帰る場所」

 ビジュアルが奇異なので、もっとコメディ寄りなのかと思いきや、かなりウエットな質感が印象に残る一編でした。

 魁利と圭一郎の交流がメインになりますが、魁利の危うさと圭一郎の強引さのコントラストが見事にWレッドたるメリットを喚起していましたね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #36「爆弾を撃て」

 完全に警察のターンでしたが、快盗にも活躍の場が意外とあり、さらにドラマ上不可避な対立をも盛り込まれ、充実の一編となりました。

 ギャグとシリアスのバランスも見事で、咲也が原因で繰り広げられるドタバタは、彼の本質部分と敵の能力由来の部分が見事にブレンドされたものになっています。圭一郎の「名演」も素晴らしい。そしてつかさの意外な活躍振りもまた嬉しいところでしたね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #35「良い人、悪い人、普通の人」

 ギャグ編の体裁をとりつつ、コグレさんと魁利たちの微妙な関係にスポットを当て、ちょっとハートウォーミングな後味を残す秀逸な一編。

 分裂・性格の先鋭化といったギミックこそオーソドックスですが、それらが面白可笑しく、しかも丁寧に描写されているため、見所満載となりました。

 サブタイトルは、懐かしの「欽ドン」の名物コーナーのパロディですね。イモ欽トリオとか、よせなべトリオとか、中原理恵さんの芸達者振りとか、色々思い出があります(笑)。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #34「伝説の銃」

 台風による停電がないかと恐れていましたが、幸いルパパトのオンエアには全く影響がなく、安堵した次第でございます。結局、土日とも停電はありませんでしたが、暴風はかなり恐ろしかったですね…。

 さて、今回は快盗のターン。パトレンジャーは戦闘に参加するものの、本筋には殆ど絡みませんでした。アルセーヌの意志を真に受け継ぐ者は誰か? というのがテーマとなっており、当然の如く魁利がその誉れを受けるわけですが、歴代レッドとは一味も二味も趣が異なり、本当に格好良かったですね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #33「僕らは少年快盗団」

 少年探偵団ならぬ少年快盗団!

 箸休めとして楽しめるエピソードでした。

 回想要員として幼少期を演じる子役をフィーチュアする手法は、ある時期から増加しているように思いますが、やはり子役のレベルが非常に高くなったということなのでしょう。昨シーズンにはほとんどレギュラー戦士化した小太郎がいましたし、これから益々活躍の場が増えてくるかも知れませんね。

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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #32「決闘を申し込む」

 5つの金庫を持つゴーシュの実験体を倒すべく、快盗と警察の共闘を画策するノエルの物語。

 全体的にシリアスムードで、コミカルなシーンもほとんど見られないという、今シーズンとしては割と珍しい作風で、ここ最近の両チームの歩み寄りムードまで破壊するような、圭一郎の激しいイデオロギーの発露が鮮烈でした。

 ただ、「決闘」に関しては少々ノれなかった面も。ノエルの策略家たる部分が皆無で、個人のポリシーを真っ正直にアピールしただけとなり、ちょっと彼らしくないなぁ…というのが私の感想でした。

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